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ごあいさつ

 

「生き残る種とは、最も強いものではなく、最も知的なものでもない。それは変化に最も対応してきたものである。」

 

進化論で有名なチャールズ・ダーウィンの言葉として良く知られていますが、今日では企業経営のあり方を示唆する言葉として多くの経営者が引用しています。

試しにインターネットで検索してみると、ヒットするほとんどのサイトが企業経営に関連したページとなってしまうほどです。

高度成長時代ならば、この技術一筋~で生き残ることも可能だったかもしれません。

しかし、私たちを取り巻く経済環境が目まぐるしく変化する現代においては、その変化に対応できなければ生き残ることが難しいと、多くの経営者の方が感じておられるわけです。

例えば、現在においてカメラと言えばデジタルカメラのことを指すと言っても過言ではないほど普及しましたが、この劇的な変化によりフィルムの需要はこの10年で大きく後退しました。

10年前の2001年1集の四季報をみますと、日本を代表するフィルムメーカーである富士写真フィルムの項には「カーラーフィルム国内7割、世界2位」とあり収益の柱が社名が示すとおりフィルムであったことが伺えます。

これが、2011年版になると「写真フィルムから医療画像、内視鏡、液晶フィルム転換」「医薬強化」とあり、収益構造が大きく変化したことがわかります。

最近では化粧品分野にも進出しており評判となっています。環境の変化に見事に対応したと言えるでしょう。

逆に、世界的な技術を持ちながら環境の変化に対応できずに淘汰されてしまった企業は枚挙にいとまがありません。

 

さて、私がこの言葉を取り上げたのは株式投資の対象となる企業は変化に対応できる企業でなければならない、というだけではなく、実は環境の変化に対応することはむしろ投資家にとって大変に重要であるからに他なりません。

すなわち「生き残る投資家というのは、資金の大きい投資家ではなく、投資情報や分析力に優れた投資家でもない。

それは変化に最も対応できる投資家である。」と言い換えることができるのです。インターネットの普及により情報は瞬時のうちに世界中を駆け巡り、たちどころに株価に反映されます。決算発表の結果が株価に反映するまで数秒もない場合すらあるほどです。一方で、取引手数料はネット証券を利用することで以前とは比較にならないほど格安になりました。加えて日本経済も低成長時代を迎え、かつてのように成長を前提に長期に株を持つメリットは次第に失われつつあります。これからの株式投資はこうした環境の変化にあわせて、自ら対応できる投資家に変貌しなくては、儲けられる投資家になることはできません。

 

数々の大リーグ記録を塗り替え、今や押しも押されもせぬ大リーグを代表するバッターとなったイチローは、今も尚、キャンプでは前年までのバッティング・フォームを修正し毎年進化したイチローとしてシーズンを迎えると言います。その弛まぬ努力があってこそ輝かしい実績を残すことができるのです。これは投資家も大いに見習うところがあるのではないでしょうか。様々に変貌する市場動向を的確に分析し、それをもとに将来を予測し実践に生かす。株式投資とは、いわば未来に対するチャレンジでもあります。

私ども(株)太閤が、皆様の資産運用に少しでもお役に立つことが出来れば、それは何ものにも代え難い喜びと存じます。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

平成23年4月7日  代表取締役社長 角田正博

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